2014年11月30日日曜日

長崎へ日帰り旅行。国際結婚の共通点、蝶々夫人について考える。

今日は、東京から遊びに来ている友達と一緒に、長崎まで行ってきました。
長崎までは、熊本から車で3時間程。出来れば1泊で行きたい距離なのですが、時間があまりなくて日帰りで行くことに。
高速で行くことも出来るのですが、今回は娘にも初体験のフェリーを使って行くことにしました。娘は初めてのフェリーに「うみ〜!おさかな〜!ふね〜!」と大興奮!
船の上なのに、コートもいらないくらい暖かいお天気で気持ちよかったです。
船に乗ると、カモメが大量に側を飛んでいるので、試しに餌をあげてみると、、、
この食いつきよう!!こわ〜い!!
私と友達も「怖いよ、危険だよ、、止めようよ!!」とすぐに室内に入ってしまったのですが、主人は嫌がる娘を無視して餌をあげ続けていました。
「いや〜!バード、バイバイ〜!」と叫ぶ娘。
トラウマにならないといいけど、、、私はヒッチコックの映画を思い出したほど、カモメの勢いに圧倒されてしまいました。

熊本港から、長崎の島原まではフェリーで1時間程。
島原から長崎市内までが、さらに車で1時間程かかりました。
まず向かったのが「大浦天主堂」。
余談ですが、今日娘が着用しているコートは、友達がスペインのZARAで買って来てくれた物。この写真は暗くて見ずらいですが、これがとっても可愛い!
あと、中はダウンになっているのですが、そのダウン部分を外してベストにも出来ちゃうんです。
フェリー上でこの着せ方をしていたら、救命胴衣のようになってしましましたが。
それでも、ちょっと羽織るのにもいいし、今日みたいに暖かい日は、ダウン部分を外して着せるとちょうど良かったです。
このワンピも、H&Mで友達に買って来てもらったもの。
娘も「ピンクだ〜!」と大喜びでした。

話は戻って、次はお隣にある「グラバー園」へ。
この辺りには、洋館がたくさん残っているのですが、洋館といっても屋根が瓦だったり、和のテイストが含まれていて何だか可愛い感じです。
長崎は、主人にとっても初めての場所だったので、色んなことに興味深々でした。
グラバー園のグラバーさんとは誰か?どこ出身なのか?なぜ洋風な家なのに、瓦を使っているのか?などなど、色んなことに疑問を抱くので、私も普段は考えないようなことまで考えるいいきっかけになりました。

特に、私と主人の興味を引いたのが「グラバーさんの奥さんだったツルさんが、蝶々夫人のモデルとされている」という点。主人とは、たまたま1ヶ月ほど前に蝶々夫人の話をしていて、まぁ単純に「ピンカートンは日本人妻の蝶々夫人を捨ててアメリカ妻と一緒になるなんて酷すぎる。」と話していただけなんだけど、その蝶々夫人にモデルとされる女性がいたなんて、とても興味深かったです。そして、私は何度もグラバー園に行ったことがあったのに、そんなこと知らなかったな。
記述によると、蝶々夫人の話に出てくる彼女の経歴がツルさんと一致するところが多かったり、ツルさんは蝶の模様を好んで付けていたので一部では蝶々夫人と呼ばれていたそうだし、蝶々夫人とピンカートンが住んでいた家の記述が、グラバー邸にそっくりなので、ツルさんがモデルだという意見が多いそう。でも、悲しすぎる蝶々夫人の結末をとは違い、グラバーさんとツルさんは一生を添い遂げたようなので何だか安心してしまいました。
当時の長崎には、たくさんの外国人の商人や軍人がいたようですが、その人たちにとっての日本妻は、文字通り日本でだけの妻であったそうです。なので、お互いにその辺は割り切って、母国に帰るときがくるとキッパリとお別れしていたそう。その記載を読んだときは「なんて酷い話だ、、、」と思いましたが、日本人妻のほうも、お金目当てと割り切っていたようです。なので、蝶々夫人のように、外国人の旦那に裏切れて切腹するなんてありえない、、作者ロングが、姉の長崎赴任時の話を聞いて勝手に創作したもの、、、というのが蝶々夫人の1番一般的な解釈の仕方みたいです。実際に、外国人の旦那様に捨てられて切腹した女性の記録もないようなので、更に安心してしまいました。
そうか、、それなら良かった。時代は違えども、同じ国際結婚をした身。蝶々夫人を思うたびに切なくなっていたので、創作だということがハッキリわかって良かったです。
蝶々さんが、毎日ピンカートンの船が帰ってくるのを待っていた丘から。
娘は何を思うのでしょうか?

とても良いお天気だったので、周辺を散策しました。
グラバー園から歩いて10分ほどの場所にあった「オランダ坂」。
坂の周りには、旧領事館、洋風住宅がたくさん残っていて、色んな映画やドラマの撮影地のオンパレードでした。主人からは「なんでオランダなの?なんで?なんで?」との質問が。珍しくこれの答えは知っているんだな。答えは「当時の長崎の人は、西洋人=オランダ人だと思っていたから。」です。
長崎の街は、本当に坂や階段だらけです。
住んでいる人は普段どうしているんだろう?きっとベビーカーなんて使っていないんだろうな。階段があるたびに、本当に大変でした。

市内を観光した後は、雲仙温泉を見学に。
硫黄の臭いと戦いながらの散歩でしたが、主人や友達にとっては、珍しい光景だったようです。
山の木々も、少し色づいてきていて、景色もとても綺麗でした。
長崎と熊本はお隣り同士なのに、訛りも全然違うし、地形も違うし、歴史も街並みも何もかもが本当に違う。この山の形1つをとっても「熊本とは違うな〜」って改めて感じました。
この辺で娘もノックダウン。
本当に1日よく歩いてくれたので、色んな所を見て回れたよ、お疲れ様。

帰りのフェリーからは、夜の普賢岳が綺麗に見えました。
私自身も10年ぶりだった長崎。その気になればいつでも来れる距離なので、またゆっくり遊びに来たいです。

明日は雨の予報の熊本。
昨日の夜も大雨が降ったお陰で、一時的にですが、空気中の火山灰が流されて空気が綺麗になったように感じています。
明日はお友達を連れて、どこに遊びに行こうかな?
今日がバタバタだったので、明日は近場をウロウロするのもいいかもしれません。




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