2014年11月25日火曜日

一生懸命なヤドカリ娘。最近見た映画について。

今日は、色んな仕事の締め切りで大忙し、、、!!のはずが、主人のチェック待ちで暇な午前中でした。
待ってる間、軽くドラマでも見ていようと思い開いたHulu。今週入った新作を見ていたら「ヒミズ」が入っているじゃないか。「ヒミズ」は公開時にも、主演の2人が賞をダブル受賞したとかで、話題になっていたし、見たかったんだよね。
 私は、古谷実の漫画が大好きで、ほとんど全部読んでます。でも、後半の作品は、正直内容が似すぎていて、どれがどれか覚えていません。モテなくて地味な男の子が、美女に熱烈に好かれることで成長していく。そして何か大きな事件に巻き込まれるけど、ハッピーエンド、いつもそんな感じ。地味で単調な毎日を過ごしていた男性が、女の人に好かれるだけで大きく人生が変わってしまう描写が好き。基本的に主人公の人を裏切れない性格も、その主人公の全てを受け入れる女性も、現実感があるんだか、無いんだか。その境目にいつも惹かれるし、冴えない男性の描写も好きです。主人は「読むのが辛い」と言って読んでくれませんが、辛い描写が多いからこそ、幸せな部分が際立つのにな。「行け!稲中卓球部!」しか読んだことがない方も多いと思うのですが、私は後期の古谷実の漫画のほうが好きです。
 とにかく、今日は「ヒミズ」を見たのですが、主人公のイメージが違いすぎて最初は戸惑いました。でも、見てるうちに「染谷将太」の演じるキャラクターの存在感に引き込まれてしまい、、、彼ってすごい俳優ですね。私、彼の作品見たの初めてかもしれない、、、。「寄生獣」も主人に観に行こうと誘われていましたが、まだ行ってないし。彼の見た目とは裏腹の映画での存在感。圧倒されました。ただ、映画自体は、見ていてキツかったな。音とかも苦しかったです。園子温が監督だから仕方ないけど。

 私は、全体的には漫画の方が好きだったけど、エンディングは素敵に変更されていました。私も何か頑張らないとな、、、と思わされた作品。

一方、今日も色んなことに一生懸命だった娘。
本を読むのも一生懸命。
全部読む!と決めたかのように、1冊1冊声に出しながら1時間くらいかけて読んでいました。

そして、昨日は上手く履けなかった草履を練習。
草履はいいんだけど、それ私の。どうせなら自分の履けばいいのに、なぜか私ので練習してました。

そして、新しいお家を見つけた人。
かなり気に入ったようで、この中で寝たふりしたり、「行ってきます〜」「ただいま〜」と出入りを繰り返していました。
完璧にヤドカリ娘です。

ついでにもう一作、映画の紹介。愛読していた小説が映画化したので、早速主人と鑑賞しました。
日本でのタイトルは「ザ・ギヴァー」。ロイス・ローリーの同名小説を映画化したものです。小説自体は、4部作なのですが、1作目が翻訳されたのが1995年。アメリカでは2000年に2作目が出版されていたのに、日本では2012年にやっと翻訳が完了。どうしてこんなに間が開いてしまったのかはわかりませんが、3作目は今年の9月にやっと翻訳版が出版されたようです。8月からアメリカで映画化されていたので、やっと翻訳する気になったのかなぁ?にしても、翻訳が遅すぎて待てないので3作目からは英語で読みました。この小説はヤングアダルトという若い子向けの小説なので、比較的簡単に読める作品だと思います。
 もちろん、小説が大好きだから映画も見たのですが、残念だったのが、映画は1作で完結してしまっていたこと。小説自体は、1作目は序章に過ぎないように私は感じたのですが、映画では綺麗にまとめられていました。映画としては、とても完成度が高かったと思うのですが、1作目だけだと、よくありがちな近未来を描いたSF作品になっていたのが残念だったかな。ですが、キャストは、メリル・ストリープやケイティ・ホームズ、テイラー・スウィフトと豪華な作りになっていました。日本での公開はまだ決まっていないみたい。こんなに豪華キャストなのにどうして?そんなにロイス・ローリーの小説は日本では売れ行きが低いのかな??
 彼女の小説は、所謂「ラストはご想像にお任せします」という物が多いんですね。だから、最初に1冊目を読んだときは、モヤモヤしてしまって、ネット上で「あれはどういうことだったんだ?」という掲示板に参加したほど。それでやっと、自分の中の答えが出た時に2作目の発表。もう4作目を読むまでは悶々しっぱなしでした。特に書き手が女性だからか、子供に対する母性の描き方が絶妙。近未来の機械化された出産プロセスでも、子供に対する母の愛情はとても強いということを、力強く書かれていました。多分映画だけではその辺が伝わらないと思うので、2作目が映画で作られないなら、小説で読むことをお勧めします。映画は、ちょっとドライすぎたし、主人公の成長や感情面をもうちょっと出して欲しかったかな、、、。
 この小説シリーズ自体は、本当に私の大好きなもので、とても大切に思っている作品。なので主人にもストーリーや矛盾点や、その矛盾までもが好きだ、、、とよく話します。だから、映画のDVDが出た瞬間に、主人は購入してプレゼントしてくれたのですが、映画を見返すくらいなら、小説を読み返すかもな。でも、映画全体に散りばめられた「世界中の幸せな記憶」の映像は見ていて胸が熱くなったし、ラストは泣いてしまいました。赤ちゃんが出てくると、ママは毎回泣いちゃうんですよ。うん、、見終わった時は「もう見ないかも、小説を選ぶかも、、、」と思っていましたが、、、、今になってみるともう一度見るのもいいかもしれない。





にほんブログ村 子育てブログ ハーフの子へ



ランキングに参加してます。2つともクリックしてくれると嬉しいです。
Please click and help improve my ranking!:) 


0 件のコメント:

コメントを投稿