2014年12月26日金曜日

クリスマス。アメリカの田舎町に滞在する事について。

メリークリスマス!
ノースカロライナに来て4日目。
今までず〜っと雨でしたが、クリスマスの日にやっと晴れました。例年は、ホワイトクリスマスになることも珍しく無いらしいのですが、今年は割と暖かめらしくて嬉しいです。
早速散歩に出てみましたが、本当に田舎で周りに何も無いんです。
街には、大きなお店は無くて、スーパーやレストランばかり。
車で2、30分行くとモールもあるのですが、割と小さいモールなので普段は1時間ほどかけて別のモールに行っています。
どのくらい田舎かというと、家の隣の草むらに、馬が数頭放し飼いにされているくらい。朝から外を見ると、隣に馬が数頭散歩しているなんて、なかなか珍しい光景だと思います。
初めて来た時は、観光地以外のアメリカを見るのが嬉しくて、田舎な風景をいくらでも楽しんでいましたが、今回は3週間も滞在するので話が別。
元気の有り余った2歳児と何をすればいいのか、日々格闘中です。
義両親の家の1階を私たちが、2階を義両親が使っているので、気兼ねなく部屋でゴロゴロすることがほとんど。ですが、娘はすぐに飽きてしまうので、今のところ1番の遊び場所はモールのプレイスペースです。
でも、ここまで来るのに車で1時間。なかなか来れる近さでも無いので、やはり基本はスーパーとかで気を紛らわせてます。

今日は初めて晴れたので散歩に出てみましたが、クリスマスだったので、どのお店も閉まっていて本当につまらなかった。
こっちのクリスマスって、本当に日本の元旦みたいですね。家族で過ごす日だし、お店は全部閉まっているし。逆に元旦は、お店もほとんど開いていて、恋人と過ごす日らしいです、不思議。
市役所を見つけて、素敵〜と思って写真を撮ってみましたが、主人に言わせると「超典型的な公共の建物。何も特別感は無い。」とのこと。そうかな〜丸の内あたりにあったら、絶対に観光名所になりそうだけど。
同じくキャピタル。これも、主人からすれば何てことない公共の建物みたい。十分可愛いけどな。

アメリカに来て1週間ちょっとですが、早くも娘の言葉に変化がありました。
例えば、靴を履こうとしていた娘に「手伝って欲しい?」と聞くと「Could you(お願いできる)?」と言われたり、履かせてあげた後は「Oh, Thank you! Perfect(完璧ね)!!」とお礼を言われたり。これは、義母の言い方にそっくりです。後は「Let me see(見せて).」とかも義母の口癖ですね。
中でも、娘が1番言うようになったのが「Oh my god!」と「Oh! What did you do!!?(まったく、何したの!?)」とか。この2つは、義父が連発するフレーズ。にしても、この数日で娘が完璧に覚えてしまったなんて、一体何回彼に怒られたんだ、、、と、ちょっと悲しくなりました。主人がコースターを使わずに飲み物を飲むだけで、耐えられない義父。特に、周りに子供がいない生活が長かったせいもあり、娘が叫ぶだけでパニック状態に陥っています。私は適当にスルーしていますが、いちいち相手にしている主人も疲れそう。あと3週間、2人とも大丈夫かしら?
今日も、トイレトレーニングが完了していない娘に「うちのネコでもトイレトレーニング出来てるんだぞ。」と義父が言ったことで、2人で喧嘩していました。
熊本に居るときは、2月に1回くらい私の父とピリピリしていた主人。なんで、そんなに上手くやれないの?と正直謎でしたが、この4日で4、5回は実の父と喧嘩をしている主人。それを見て「あぁ、この人、私の父相手には、かなり頑張ってたんだな」と初めて気づかされました。主人にとって長い3週間になりそうです。特に、最初の5日は友達に囲まれたアトランタに居たので、早くも「アトランタ楽しかったよね。アトランタにまた滞在出来ないかな?」と呟き出しています。頑張れ!旦那様!

今は、25日の夜なのですが、今日の朝、娘にもサンタさんがプレゼントを置いて行ってくれました。
ミルク飲み人形と、娘の大好きなテレビ番組のYO!Gabba Gabba!の縫いぐるみ達。両方とも娘の欲しがっていたものなので、大喜びでした。

クリスマスディナーでも、大人に囲まれていい子にしていた娘。
お気に入りのドレスも着れて、とても嬉しそう。
私にとっても、アメリカらしいクリスマスディナーを体験出来たのは良い経験になりました。
義両親が住んでいるこの街には、アジア人がほとんど住んでいません。街に1つだけある日本料理屋さんも、アジア人の店員が居なくて、お店の名前の「 海 UMI」をみんなが「ユミ」と読むと思っています。普通に美味しくて私たちはよく行くのですが、お店にとって私が初めての日本人のお客様だったらしく「メニューの日本語で間違いはある?」「味はどう?」など質問攻めに遭いました。もちろん、メニューの日本語は間違いだらけでしたが。
それと同じで今日のディナーでも「日本は着物が普段着なの?」から始まり、とんでもない質問の連続でした。う〜ん、日本は先進国なんだけど「アジア」という大きな一括りにされているので、全てが遅れているように見られているみたいです。アジアの国々は全て一緒で、日本がその中のどれかなんて知らないみたいで少し残念でした。
みんな、熱心に本の話をしていて、好きな小説家を聞かれたので「アメリカ人だとJ・アービング。日本人だと村上春樹かな。」と言ったのですが、正直「村上春樹なら知ってるでしょ?」と思って言ったのに、誰も村上春樹を知らなくて本当にビックリしました。年齢的なものもあるかもしれないのですが、世界的に有名な日本の小説家はダントツで村上春樹なのにな。
英語以外で書かれたものをあまり読まなかったり、アメリカ以外に旅行したことが無かったり。みんな「ドラゴンタトゥーの女は読んだことあるのよ。」と言ってましたが、あれはスウェーデンの本だし、大ヒットしてハリウッド映画にもなったし。そこまでヒットしないと、翻訳された物は読む気にならないのかな?確かにアメリカには、寒いところから熱いところまであるので他国に旅行する気にならないかもしれませんが、アメリカ人の「アメリカが1番だよね!」という精神を初めて間近で見た気がしました。私のアメリカ人の友達は、日本に来ちゃうくらい日本が好きな人ばかりだったので、本当に初めての体験。まぁ、私も心のどこかで「日本最高!日本が1番!」と思っているから、落胆したのかもしれません。旦那様もアメリカ人でありながら、日本に骨を埋める気満々だし。
日本に居たら考えなかったことを、考える機会が出来た事も大きな経験だと思うし、更に主人のことも理解出来た気がします。

熊本の田舎暮らしに苦戦中の主人。私はアメリカの田舎暮らしに順応できるかな?


にほんブログ村 子育てブログ ハーフの子へ





ランキングに参加してます。2つともクリックしてくれると嬉しいです。
Please click and help improve my renking!:)

0 件のコメント:

コメントを投稿