2016年4月16日土曜日

熊本地震。避難生活、眠れぬ日々。

度重なる地震で心身共に疲れ果てていますが、我が家はみんな無事です。
我が家は、ニュースで連続してくる益城町と同じ上益城郡にあり、益城町のお隣さんです。

最初の地震の時は、植木鉢やフレームが落ちて割れた程度でしたし、震度も5程度でした。家族3人でお風呂に入って居たので、落ちてくるものもなく無事でした。主人のオフィスは本棚が倒れたので、お風呂場に居て本当に良かったです。1度目の揺れの後、停電になり、その後すぐに2度目の地震。バスローブだけを羽織って外に逃げました。近所の人と状況を確認し合っている時に電気が戻りましたが、怖くて怖くて、実家の家族の事が心配すぎて、家まで走って帰りました。みんなの無事を確かめた後は、テレビで状況を確認。益城町が震度7だと聞いて、親しいお友達が居るので本当に心配しましたが、明け方に彼女と連絡が取れて心から安心しました。

家を片付けたところで水が止まってしまい、不便な思いはしましたが、時間の問題だと思い気持ちは比較的穏やかに。
お風呂も、近所のお友達の家から少し濁った水が出たので、シャワーを使わせてもらい、コンビニや配給所で水やパンを確保して、次の日の仕事の心配をしながら22時頃に就寝しました。

夜中にドカーン!!という音で起床。
立てられないほどの揺れと、停電でパニックになり、キッチンから大きな音がしたので、見に行くと今まで何ともなかった食器棚が倒壊。2階からもすごい音がしたので、パジャマのまま外に飛び出ました。
外に出た後も、立っていられないほどの揺れと、地面からバリバリバリという音が。怖くて思わず地面を懐中電灯で照らすと、道に薄っすら亀裂が入ったのに気づき、凍りつきました。
少し離れた友人宅から人が出てくるのが見えたので、家族で急いで彼らのところに駆けよりました。その後も揺れが続き、不安すぎて、みんなで体を寄せ合って震えていました。周りからは物が崩れる後や、人の悲鳴や、ドカーンという遠くから余震が近づいてくる音が聞こえ、主人にすがり付いて思わず泣いてしまいました。
暗くて怖くて、何が起きたのかも、どこが震源なのかもわからずに、携帯から地震警報が繰り返し鳴る状態でしたが、このまま庭に居る気にはなれず、みんなで避難所に行くことに。車1台に、大人5人と娘と犬1匹と、、、心細い思いで避難所に向かいました。
避難所への途中で、石垣が崩れていたり、瓦が落ちてきたりと危険な目に遭いましたが、橋と道路の継ぎ目に亀裂が入り、5cmほどの段差が出来ていた上を通ったのは本当に身がすくむ思いでした、、、。
やっと、避難所の中学校の体育館に着いたのですが、停電と地震のせいで館内には入れず、グランドで待機するとこに。寒いし状況も分からないのが不安で、隣に隣接する役場に行くと、中は自家発電で電気が灯って居たので、ここで待機させてもらうことに。
隣の体育館から毛布と食料と水を持ってきて、役場の床で一晩を過ごしましたが、役場の人たちの会話から入ってくる情報は「橋が決壊した。家が全壊した。」など不安なニュースばかり。娘もあまりの不安で泣きじゃくっていましたが、保育園のお友達を見つけてからは少し落ち着き安心しました。

2日目の地震の方が、我が家にとっては大きな物だったし、停電のせいで心細く、情報も入ってこなかったので、本当に夜明けまでの時間が長かったです。
また、1日目は体育館内に避難できたようなのですが、二日目の地震で建物内が損傷し、避難してきた人たちも、車内か外で過ごすしかなく心細かったです。

今晩から大雨と大風の予報が出ている熊本。ただでさえ崖や石垣や道が壊れているのに、これに大雨が降ったらと思うと本当に不安です。
また、1日目の地震も2日目の地震も、夜中で不安だったのに、また夜中に大雨の恐怖にさらされるのも不安。しかも、今までは被害の後に車または徒歩で人の多い所まで行けましたが、今回は、「大風の中移動できるのか」「車の中は安全なのか」と疑問でいっぱいです。
それでも車の中には車内泊できる準備をし、食料や非常用品も準備はしておきましたが。

今日も、電気が復帰した後も断水が続きました。そんな中でも、瓦の剥がれた近所の家屋が雨漏りしないようにと応急処置を手伝い汗だくに。
昨日お風呂に入れてくれた友達の家は、今日は断水になってしまいましたが、代わりに近所の奇跡的に水が出るお家でシャワーを浴びさせてもらいましたあ。シャワーをして寝るのと、しないで寝るのは全く寝つきが違うから不思議。今日もリラックスした気持ちで就寝することが出来そうなので、また夜中にひどい被害が起きないといいのですが。

我が家の裏には、町のグランドゴルフ場があるのですが、今の時点で7〜8台ほどの車が避難してきていて車内で過ごしています。皆さん、家の中が錯乱しすぎていて、家では過ごせないそう。そんな状況なのに「何か足りないものはない??お菓子を持って行きなさい。懐中電灯と電池は足りている?」など優しい声を掛けていただいて、本当に夫婦で感激しています。

3.11の時は新婚旅行でグアムに行っていたので、震災やその後の食料不足を経験していなかった私たち 夫婦。ですが、この人の助け合いは熊本ならではなんじゃないかな。
不安でいっぱいな分、人の優しさに触れると泣きたくなってしまいます。

あと、この場を借りて、東京や海外から心配してくれているお友達にも感謝です。
昨日の夜はテレビが見れない私に代わって、いろんな情報を送ってくれたので助かりました。そのお陰で、今後も断続的な大きな余震が続くことを知り、家の本棚など大きな家具を倒すなど、早めの処置をすることが出来ました。

主人も娘も眠れぬ夜を過ごしてきたので、今日は19時くらいから寝ています。このまま、2人の眠りが冷めないままに平和な朝がくるといいのですが。
私は、昨日は2〜3時間しか眠れず落ち着かない気持ちが続いたので胃痛に悩まされていますが、アスピリンでも服用して寝ようと思います。

これ以上被害が増えないことを心から祈ってます。
熊本の皆さん、どうか安全な場所で一夜を過ごしてくださいね。


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